日帰りポリープ手術|淀川区の内科・消化器内科|やまぐち内科・内視鏡クリニック

〒532-0005大阪府大阪市淀川区三国本町3丁目7番16号 三国本町クリニックビル2F
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日帰りポリープ手術

日帰りポリープ手術|淀川区の内科・消化器内科|やまぐち内科・内視鏡クリニック

当院の大腸ポリープの治療の特長

  • 内視鏡検査の際にポリープ切除が可能です
  • 経験豊富な内視鏡専門医・指導医による安心の診断、治療。

大腸ポリープとは

大腸ポリープ

大腸の管の内側表面は粘膜でできており、この粘膜の最も浅い層の一部がイボのように隆起してできたものを大腸ポリープといいます。多くは隆起しますが、平坦なものやキノコのように茎を持ったものなど形状は様々です。構造や組織により、腫瘍性ポリープと非腫瘍性ポリープに分けられ、専門的にはさらに細かく分類されています。腫瘍性ポリープは、良性の大腸腺腫と悪性の大腸がんがあり、非腫瘍性ポリープには、過形成性ポリープ、炎症性ポリープ、過誤腫性ポリープなどがあります。非腫瘍性ポリープは大きいものを除いては特に治療を必要としませんが、腫瘍性ポリープは良性であっても大腸がんになる可能性があるため注意が必要です。
大腸がんは、最初からがんとして発生するパターンと、良性の腫瘍性ポリープ(大腸腺腫)が悪性化してがんになるパターンがあります。多くは後者によるもので、サイズが大きくなるほどがんの可能性が高まると考えられています。そのため発がんリスクのある大腸腺腫を良性の時点で早めに切除することが大腸がんの予防につながります。

大腸ポリープの症状

大腸ポリープが小さい場合や平坦な場合には、自覚症状を伴うことはほとんどありません。大腸ポリープができやすい場所は、直腸とS状結腸で、この部位は硬い便が擦れる場所であるため、ある程度大きくなると、便潜血検査陽性で発見されたり、さらに増大すると出血などを伴ったりします。

大腸ポリープの原因

大腸がんの発生リスクを高める危険因子は、過量の飲酒、赤身肉や高カロリーな食事、肥満、喫煙、加工肉の摂り過ぎなどが指摘されています。これらの因子がある方は、大腸ポリープもできやすいと考えられるため、大腸内視鏡検査を一度は受けておくことをおすすめします。

大腸ポリープの検査

大腸ポリープの検査には、便潜血検査、大腸内視鏡検査などがあります。便潜血検査は、健康診断などで大腸がんを見つけるための拾い上げ検査(スクリーニング検査)として広く普及しています。便に血液が混じっているかどうかを調べる検査で、自覚症状のない大腸がんを見つけるのに役立ちます。2日間の便を調べ、そのうち1日でも陽性であれば、精密な診断のために大腸内視鏡検査を行います。便潜血検査により、大腸がんを約90%、良性の大腸腺腫を約50%見つけることができるといわれています。大腸内視鏡検査では、モニターを通じて直接粘膜の細かな状態を見られるため、ポリープの大きさや色、表面構造などを正確に把握することができます。検査と同時にポリープを切除できる点も大きなメリットです。

大腸内視鏡による診断と治療

診断

大腸ポリープが発見された場合、放置してよい「非腫瘍性」なのか、あるいはがんを含む「腺腫性」なのかを確認します。大腸内視鏡検査では、病変の大きさや形だけでなく、表面の微細構造、腺管開口部などを観察することで病変の深さや治療の必要性を判定できます。この判定には、青い色素(インジコカルミンなど)を病変に散布し、内視鏡で観察する「色素内視鏡検査」という方法が用いられます。また、粘膜の表面構造がわかりやすくなる特殊な光を当て、病変の画像を拡大して観察する方法が用いられることもあります。治療が必要な病変は、このような内視鏡観察である程度診断はできますが、原則的には病変を採取して、組織を顕微鏡で確認する病理組織検査によって確定診断が行われます。

治療

がんやポリープを切除する内視鏡の術式にはいくつかの種類があります。代表的なものは「ポリペクトミー」、「内視鏡的粘膜切除術(EMR)」、「内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)」といわれるもので、これらは病変の形や大きさに応じて使い分けられます。

ポリペクトミー

ポリープにスネアという金属性の輪をかけて締め付け、そのまま切除するか、高周波電流を流して切除します。

内視鏡的粘膜切除術(EMR)

粘膜の下に生理食塩水などの薬液を注入してポリープ全体を持ち上げ、そこにスネアをかけて高周波電流を流して切除します。

内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)

大きな病変でスネアで一括切除できないようなに病変に用いられます。粘膜の下に生理食塩水などの薬液を注入し、専用の電気メスで周辺の粘膜を切開し、病変を少しずつ剥離して切除します。この治療は入院が必要なので、適切な病院へご紹介させていただきます。

こうした内視鏡手術で、ほとんどのケースでポリープを切除できますが、進行の度合いによっては、外科手術になることもあります。

大腸ポリープを大腸がんになる前に定期的な大腸内視鏡検査で切除することが、最も有効な大腸がんの予防法といえます。健康診断や年齢、気になる症状を機に、定期的に大腸内視鏡検査を受けることをおすすめします。

大腸ポリープの検査・治療費用

大腸内視鏡検査(観察のみ) 約5,500円(税込)
大腸内視鏡検査+ポリープ切除 約15,000~30,000円(税込)
病理組織検査 約3,000~8,000円(税込)
合計 約6,000~40,000円(税込)
  • 上記費用に診察料、薬剤料などが別途かかります
  • 1割負担の場合は上記の1/3となります

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